【FRACTA×FFG記念対談④】「連合体でいきます、の方がみんな楽ですよね」FFG・塚田さん(後編)
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【FRACTA×FFG記念対談④】「連合体でいきます、の方がみんな楽ですよね」FFG・塚田さん(後編)

FRACTA |トータルブランディングパートナー

対談企画最終回となる今回は、フィードフォースグループ社・代表取締役の塚田さん。
前編では、これまでのWebの世界を紐解きながら、塚田さんの経歴や、Web3について話が弾みました。


今だからFRACTAに聞いてみたいこと

河野:話は変わるんですけど、今だからFRACTAに対して、こういうこと聞いてみたいなとか、実際どう思っているんだろう、とかってあります?


塚田さん:河野さんとは、こうやってずっとこのディールが決まるまでもお話しして、河野さんの気持ちは結構お聞きしてきたんですけど、社員の皆さんが今、どういうふうに思われているのかなというのは気になります。


河野:同じ質問を岡田さんがしてくださったんですけど、せっかくなので、ここで広報に参加してもらいます。笑


塚田さん:そうですね。是非忌憚のないご意見を。

ここでFRACTA広報参加

村中:私は一応局長という立場なので、このお話に関して割と前の段階から色々聞いていました。一緒にやることで、私たちがやろうと思っていた目指したい未来みたいなことに近づけるというか、そこに向けて、加速していける力みたいなものを得られるんじゃないかなという期待がすごく大きかったです。今後、もっといろんな方とお話しながら、どういうところで協力できるのかも含めて、コミュニケ―ションをとっていけたらいいなと思っています。


佐藤:私は、前職でも広報を担当していて、資本提携や事業継承などをやっている中で、現場が混乱するみたいなところを割と見ていたんです。でも今回発表があった後、すぐ河野の方から社内に「こういう理由で」と説明しているのを見て、一社員としてすごくポジティブなことなのかなと感じました。今後どういうことをしていくのかを社内に掲示していくのは、経営陣だけではなく広報の役割でもあるし、且つ、FFGさんの広報の方とも密に連携していって、お互いの社内に情報を提供していく……みたいなスムーズなやりとりができたら嬉しいです。


高野:一社員としては、字面だけ見ると、すごくドキッとするんですけど、先ほど佐藤もお話した通り、河野から、どういう理由でとかどういういきさつでとか、どういう方向に向かっていきますという説明もあったので、今後がすごく楽しみだと思っています。


塚田さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。


河野:ありがとうございます。僕の中で、社内に説明するにあたって気を付けたところですね。うちの会社の社員って、みんなIPOとかM&Aで嫌な思いしてる人、結構多いんですよ。例えばIPOを目指すようになってから、会社がぐちゃぐちゃになっちゃったとか、M&Aされてから代表が変わって文化が変わっちゃったとか……そういう経験しているメンバーが多かったので、うちはIPOを目指すのは合わないなとずっと思っていた。ただ、社会の器になるっていうのはすごく大事だと思っていて。経営って結局、僕であれば、代表の僕が何となくお金稼げるみたいな状況に落ち着いちゃうと、本当に意味がないと思っています。僕の場合は、社会とか未来とか日本っていう国の存在がすごく大きいんです。その未来を考えたときに、ちゃんとそこにコミットして、ちゃんとみんなから応援してもらえるような企業にならなきゃいけないなとこの2年くらいでよく思うようになって。これは塚田さんに先日申し上げたんですけど、リリースにあったじゃないですか。FFGとして、「働く」を豊かにするって。あれはすごく僕の中で感動して。


塚田さん:そうですね。これも本当に偶然、IPOをしてから割とすぐのタイミングでアナグラムさんと一緒になったときに、すごく考えたんですよ。やっぱりM&Aということで、アナグラムさんの社員の方に対して、どうあるべきかみたいなことを考えたときに、例えば今まで製造業のM&Aって、M&Aするとその買った製造業の会社の工場とかを思いっきり改革するんですよね。改革して、生産性を上げて、元々赤字だった会社が黒字になって……みたいなのがよくあるストーリー。PMIをゴリゴリにやるっていうのが、今までの日本の(日本に限らないですけど)割と主流だったと思うんです。でも今ITの領域で、且つこういう心理的なトレンドの状況下で、変な形でM&Aして、その後PMIしてしまうと従業員が一気に辞めてしまう可能性がある。基本的にIT業界って人に価値が出ることが多いので、人が抜けたら元々価値として存在していたものが全部なくなってしまう。成長戦略に組み込まれるまでの時間はかかるけど、その中にいる人がそのままの環境でしっかり働き続けられるっていうことがすごく重要だと思ったんですよね。なので、うちはPMIしないのがポリシーですし、中にいる方がよりいい環境で働くことができるのをM&Aのゴールにするとその時設定して。なので、そのポリシーで続けてきているんですけど、確かにあんまりこういう話聞いたことないかもしれないですね。

デジタルテクノロジーを使うからこそ「人」にフォーカスする

河野:素晴らしいと思います。でもなかなかそれを実践することは難しいと思います。あまり聞いたことがないですね。


塚田さん:他社さんだと未だにゴリゴリでやっているみたいで。ITでもそう。


河野:何もしないんですか!?みたいな。


塚田さん:基本的にはそうです。ただし、より強みを伸ばすところでのサポートは行います。だってその会社さんの価値って、そのスタイルでやったからこそのものなので、別の形に変えていくと、元々持ってた良さや価値の源泉みたいなものが失われる可能性が高いじゃないですか。


河野:僕らから見たら、そう言ってもらえる方が緊張感があっていいなと思います。笑 認めてくれているからこそ、成果出さなきゃ!って。


塚田さん:そうですよね。緊張感があっていいですよね。


河野:今までは自分たちがやったことがもちろん、利益やお客様の満足度、社員の安心につながることはあったんですけど、これからは社会からの期待も結構考えなきゃなと思って。「これをやって日本がよくなった、環境がよくなった、社会がよくなった」みたいなことを真剣に向き合っていかないといけない。そういう意味での緊張感は今後すごく増えていくよという話は社内にもしていて。社会からの期待は、心地よい緊張感ともいえるなとも思います。むしろ、ここがスタートだと思うくらい。でも今回のリリースで僕が引退すると思っている人も結構多くて衝撃でした。笑


塚田さん:これからなのに。笑


河野:これからって言ってるんですけど、みんなそういうふうに思う人が多いんだなと思いました、逆に。


塚田さん:確かにね。引退して、リタイアして、みたいな。


河野:新しい事業を、みたいな。


塚田さん:そうですね。ありますもんね。それも、PMIが結構シビアなところに直結してるからかなとも思っていて。特に大手の会社さんのM&Aだと買収された会社の方は例外なく2年ぐらいで拘束期間が終わったらみんな本当に辞めていって……みたいな。ああいうのを見ていると、本当にいいこと1つもないなと思います。


河野:多いですよね。そうならないように、ちゃんと決断して、実行に移せるってすごいなと思いました、改めて。時間がかかる戦略なので、風当たりは強いと思いますが、必ず良い結果を見せたい!と僕自身も思います。


塚田さん:加えて、僕が思うのは「日本のユニコーン」と呼ばれるスタートアップ企業の期待値がどんどん上昇して、経営者へのストレスが極限まで増大していく傾向もあるなと。一方で、僕らがやっていることって、マーベル的だなと思っていて。いろんなヒーローがいて、みんなでチームを支え合う。スパイダーマンがいて、アイアンマンがいて……みたいな。そういう感じだと、絶対そっちの方が心理的には楽じゃないですか。


河野:そうですね!


塚田さん:自分がちょっと弱ってる時も、誰かが戦ってくれて。連合体でいきます、の方がみんな楽ですよね。僕も楽なので。本当、そっちの方がいいなってすごく思いますね。ひたすら頑張ってIPOしても、まだまだマーケットからも期待されて、さらに1人で引っ張っていくのって相当タフだなと思って。


河野:本当そうなんですよね。今回、加藤さんと岡田さんとお話していても思ったのは、まさしくそのマーベル感というか、塚田さんが旗手というか、最初に旗を掲げた人。だから「塚田さんを支えようぜ」という感じをみんなすごく自然に持っていて、それって理想的だなと思うんですよ。


塚田さん:よかったです。


河野:僕が仲良くさせていただいている某老舗企業の会長さんにも、今回のお話をさせていただいたのですが、とても喜んでくれました。その方も元々は上場目指していたのですが、途中でやめたんですよ。日本の企業家の中では、上場以外はゴールがないみたいになっちゃっている。実際は負担がすごく大きいし、上場できる人ってやっぱり限られるから、それ以外道筋がないみたいになっちゃうと、本当にそこを目的にやりきれる人以外、生き残れなくなってしまう。ただ、今回のケースのような企業連合体みたいなものって、今後すごく大事になってくるよねとすごく共感されていましたね。


塚田さん:ありがたいですね。本当にそう思いますね。自分で「このスタイルいいな」って思いながら。ただ、すごい個性的なメンバーが揃っているんで。その方向性を合わせていくのは、それなりにタフな気もしますけど。


河野:でも、すごいメンバーだと思いますよ。おこがましいですけど、お話聞いてて、よくこんなにも価値観が同じメンバーが揃ったなって思いました。


塚田さん:そうですね、本当に。ありがたい限りです。


河野:思想は、お聞きしていて確かに共感してというのはあったんですけど、改めて対談の形でお話させていただいて、すごく考え方が近いというか、よかったと思っています。あと、僕らのお客さんがすごい喜んでくれるんですよ。OmniHub繋いでくれ!アナグラムさんと一緒にサービス作ってくれ!みたいな。笑


塚田さん:それは本当に嬉しいですね。これ自分で言うのも何なんですけど、各業界の良心と言われている会社が集まっているような気がしています。アナグラムとか、まさにそうなんですよ。アナグラムは、阿部さんのああいうパーソナリティもあって、広告業界の中の良心みたいな感じの会社なんですよね。FRACTAさんもある意味そうだし、僕らフィードフォースも、ありがたいことに、こういうSaaS系の会社の中では、良心的な会社というふうに見ていただけているところもあって。色々な各業界の良心と言われる会社が集まって、日本に対していいインパクトを与えていこうというのはいいなって思います。できれば、より大きなインパクトを与えたいとは思っていて、業界の構造が変わるような、インパクトを与えるようなことはしたいですね。


河野:特に世界的にもまだ不安定な中で、改めてFFGの力を結集してサービスがリリースできると色々道筋が見えてくるのかなと。そうすれば改めてインパクトを出していけるというか、当然それは株価にも反映されるようなことがいっぱいできるんじゃないかなと思っています。


塚田さん:そうですね。


河野:僕らも自社サービスが正式にスタートしました!サービス成長のノウハウ、ぜひいろいろ教えていただきたいです!

ブランドビジネス情報の提供「Lightning Polymath(ライトニング・ポリマス)」


ブランディングフォーマットの提供「Lightning Polaris(ライトニング・ポラリス)」

塚田さん:楽しみですね!


FRACTAに期待すること

河野:本当にこれは、忖度なくお聞きしたいんですけど、塚田さんから見てFRACTAに期待することって、どんなことですか?


塚田さん:本当に、期待させて頂くことはいっぱいあって。1つはやっぱり、FRACTAさんの一番の柱であるブランディングのところと、あとはShopifyのエバンジェリストとしての河野さんの立ち位置というか、ポジション。Shopifyはまだまだ日本で伸びると思いますし、Shopifyで何かやりたいと思ったときに、真っ先にFFGを思い浮かべていただけるようなポジションになれるとすごくいいなと思いますし、そのきっかけになるのが河野さんだと思っているので。


河野:ブランディングですからね、それも。


塚田さん:そうです。そこの部分は、すごくやっぱり期待してますね。あと、メンバーの皆さんでいうと、僕らフィードフォースにせよアナグラムにせよ、いわゆるプロマネができる人材が少ないんですよ、フィードフォースでいうと、サービスの数しかいないんですよ。FRACTAさんは多分、そのあたり非常に長けていると思うので、そういう人材交流を通じてノウハウとか文化を全体にいきわたらせていただけるとすごく嬉しいなと思いますね。


河野:ありがとうございます。そういった共有は、僕らすごく得意なところなので、是非お役に立てればと思います。

いい人であろうとすることを、止める

河野:塚田さん、最後に僕個人に、何か質問はありますか?危険な質問でもいいです。笑


塚田さん:今回、グループジョインしたことの説明が河野さんからあった、というお話がありましたが、会社全体へのコミュニケーションとかメッセージの発信って、普段どういう頻度で、どういう形でやられているのかなというのは気になりました。


河野:大事なところだけは僕が言っていて、基本的には村中をはじめ、各局長から伝えるようにはしていますね。ただ、僕って基本的にすごくコミュニケーションをしたい人なので、コロナになる前は毎日社員の誰かとご飯食べに行っていました。でもそれって社員からすると、喜ばしいことではなかった説があって。


塚田さん:なるほど。


河野:なので最近は、基本的に局長を通してコミュニケーションするようにはしていますね。


塚田さん:河野さん自身が朝礼で何か話したりとか、例えば全体にブログ記事みたいなもので情報発信したり、みたいなことはそんなにはやられてはいない?


河野:要所要所ではやってますけど、あえて抑えてはいますね。ほっておくとやり過ぎてしまう傾向があるので。笑


塚田さん:そうなんですね。なるほど。


河野:多くても、1か月に1回ぐらいにしてますね。


塚田さん:なるほど。そうなんですね。そのへん、別に正解があるわけではないな、と思っていて。それこそ、経営者それぞれスタイルがあるんだなとは思っているんですけど、河野さんが実際どういう形でやられているのかなというのは気になっていました。


河野:僕も結構、迷って行きついた先として今のバランスがあります。昔は全員1on1していました。採用とかも、一次面接は僕がやっていたんです。とりあえず人とひたすら話するっていうことをずっとやっていたんですけど、あんまりやりすぎると、「この人からコミュニケーションされるのが当たり前」になっちゃうと思って。今の僕の立ち位置としては、「最終局面までいったら、絶対頼れる存在」程度にしておくべきで、あんまり過保護に前出ていくと、みんなの成長機会も奪ってしまう。「最後なんとかしてくれるけど、基本的には偏屈なおじさん」みたいにしといた方が健全だなと。そうなって以降、組織としてはすごく自立したんですよね。みんな適切に判断してくれるし。


塚田さん:確かに。


河野:いい人であろうとすることを止めたんですね。どうしても仕事柄、ブランディングって、相手を理解しにいかなきゃいけないし、理解してもらわなきゃいけないので、コミュニケーションがとても大切になります。そのノウハウを使って社員とコミュニケーションをとる、歩み寄ることは、業務上散々やっているので難しくないんですけど、それ自体が社員にとって良くないんだなと痛感しています。なので、敢えて言葉足らずにしたりとか、すごくブレーキを踏んでいます。笑

そして僕、基本メンヘラなんです。笑 以前は、社員にSlackで「今日ご飯食べに行く人ー?」と聞いて、返事がないと怒ってSlack消しちゃったりするめんどくさい奴だったんです。笑


塚田さん:なるほど。わかりました。もう1個質問いいですか?FRACTAさん単体として、どのぐらいまで社員数を増やしたいとか、どのぐらいの規模感を目指されていますか?


河野:今回のお話がある前は、50人ぐらいで収めようとしてたんですよ。ただ、結局人数って収益を出すためにも必要なんですけど、未来を作っていくための文化の醸成には必要不可欠なので、一定値増やしていかないとなと思っています。そもそも対応できる量って限界がきてしまうと思うので。ただ、僕の中では、100人が限界かなと思っています。それ以上だと今度は逆に希釈されていく。なので100人で、1000人、1万人の成果を出すことを考えた方が文化的には希釈されない。今回みたいなグループとして……となると、そもそも全体としてどうかと考えた方がはるかに効率的ですね。そもそも全体で見たら1000人いますってなったら、もう十分じゃないですか。なので、僕らの役割が最大限こなせる最良の数値で、100人ぐらいが限度かなとは思っています。


塚田さん:なるほど。僕も、なんとなくですが、100人ぐらいがイメージかなと思っていたので合っていますね。


河野:あまりでかい国の連合になると、色々やりづらくなりますよね。小さい国の連合って、色々できるじゃないですか。


塚田さん:そうですね。そうだと思います。多くなってきたら、うちもそうなんですけど、むしろ、さらに分けていくとか。50人、30人、20人……みたいに分割していくことをあえてやるとか、そういうのでもいいかもしれないですけどね。


河野:そうですね。それこそ、Web3的ですよね。


塚田さん:本当に、そうですよ。よっぽどのことがなければですけど、1つの組織は、やっぱり100人ぐらいにとどめておくのが、なんとなく良さそうな気はしますけどね。


河野:組織の未来の話までできてよかったです!お忙しい中対談ありがとうございました!これから一緒にぶち上げていきましょう!

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